【Thinking Diagram】7つの思考モードを意識すると見えてくること

アイディアを発想する段階で自分の考える思考の滞在モードを意識することはあまりないかもしれませんが、意識をしながら、モード移行出来るようになると、ヒラメク確率も上がるのではないかと考えています。今までの経験から、ひょっとすると、あらゆる思考のモードを行ったり来たりしているんじゃないか?とふと思ったことがこのブログ記事を書こうと思い至ったきっかけです。

 

 

 

思考モードは以下の7つに分けました。もっと細分化したりも出来るかもしれません。基本はこの7つをプリセットとして考えていきます。

 

1.妄想モード imaginative

2.連想モード hyperlink

3.要約モード summary

4.批判モード critical

5.編集モード editing

6.物語モード scenario

7.無意識モード sleepwalking

 

1.妄想モードは想像の羽を広げ、

2.連想モードでイメージをつなぎ合わせてハイパーリンク状態に脳内発酵させ、

3.ここまでの拡散サイクルを一通り、要約してまとめてみる

4.一旦クールダウンして批判的に観察し、優先順位を付け、ブラッシュアップする

1〜4をテーマ別、カテゴリー別、問題別で繰り返す

 

5.4の要約キーノートメモを作成し、編集していく

6.編集された素材を組み替えながら物語を組み立てる

7.無意識に頭の中にイメージが出てくるまで繰り返し物語をイメージする

 

流れとしてはざっとこんな感じで企画を練っていきます。プロとアマチュアの決定的な違いは、プロセスの中に3と4があるかどうかだと思います。批判的に自分の考えやアイディアをみる事ができるか。批判的と言っても、ただ単純に非難したりとかいうのではなく、自己満足で終わっていないか?ということです。クライアント、お客さんがいれば、その人の立場に立って、満足がいくアイディア、デザインなのか?という問いを立てられるのがプロです。プロであっても、特に3判モードはおざなりになっている場合も多いのではないでしょうか。

 

それではひとつずつ見ていきたいと思います。

このブログ記事については、随時追記しながらアップデートを図っていくスタイルにします。

 

 


7つの思考モードINDEX


 妄想編

 1-1.妄想モードでイマジネーションを広げる

 1-2.妄想モードはアイディアの源泉

 1-3.妄想をどんどん広げてみよう

 1-4.愛着が沸くまで続ける

 1-5.妄想という世界を楽しもう

 


1-1.妄想モードでイマジネーションを広げる


まずは妄想モードです。妄想モードとはとにかく発想を拡散していくモードです。スケッチによってどんどん発散させていきます。去年Wemakeが運営する富士ゼロックスの共創プロジェクトで提案したロボットの妄想を見ていきましょう。

 

この絵は2015年の1月にメモしたスケッチです。感情の起伏があるロボットがいたらどんなだろう?という妄想から入ってバリエーションを描いたスケッチです。このモデルが後のロボット提案に繋がりました。僕の場合は、妄想モードに入ったらとにかく夢中になってスケッチを描きます。それでも、波はあるので、イメージが芋づる式に出てくる時もあれば、出てこない時もあります。妄想はいつやってくるか分からないので、なるべくボーッと考えている時間は大切にしています。基本的に小さいころから妄想したり考えたりする事は好きだったのですが、忘れ物が多かったり、机が整理できていなかったりといった苦手な事は、大人になって社会人になってもやっぱり治りませんでしたw 苦手な事は苦手な事として、受け入れてもらえるよう、最大限のパフォーマンスを得意な分野で発揮することで、なんとか自分の市場価値を下げないで生き残れていると思います。
 

1-2.妄想モードはアイディアの源泉


妄想は尽きる事はありません。アイディアの源泉です。思いついた事はとにかく記録しておきます。ロボットの機能面でどんなことをしたいかをラフに描いたスケッチです。自分が欲しいと思う機能を描き連ねていきます。アイディア会議でもし、ロボットがいたら、どんなことをして欲しいか?アイディアを創発する為の、触媒的な存在になれるんじゃないだろうか?イメージを呼び起こして、芋づる式にイメージを数珠繋ぎに連想していけるのではないか?過去のアイディアから、関連するアイディアを引っ張ってこれるんじゃないか?そういった人間には瞬時にはできない事をロボットがしてくれたら、アイディア会議の生産性は上がりそうだという結論に至りました。
 

1-3.妄想をどんどん広げてみよう


まだまだ妄想は続きますw ロボットが会議をフィードバックしてくれたら、かなり助かるなぁ。最近は結構スマホで自分の持ちネタ紹介する人が多いから、ロボットに情報投げたら、時系列に紹介ネタを議事録として残しておいてくれるだけでも、大変ありがたいなぁ。会議の場で盛り上がった場面を記録してくれると、会議のテンションの度合いに応じた、意見を整理分析出来たりしても面白いかも。ロボットの頭がスキャナーになっていて発表したアイディアを自動スキャニングしてくれたりすると面白そう。うまくいくかなぁ〜。まぁ実現性は後に置いておこう。人によっては、意見を出しづらい人もいるよなぁ。特に新人の頃なんてなかなか意見を言うのも緊張したし。ロボットが聞いてくれたら、相槌を打ってくれたら。それだけでも少し安心するかも。特に部長がいたりする会議だとみんなノーリアクションだし…といった感じでどんどん出していきます。広げられるだけ広げてしまいましょう。ページから継ぎ足していっても良いぐらいです。

1-4.愛着が沸くまで続ける


目が寄り目になったり、クルクル回転しても面白いかも。アイディアのスライドをシャッフル回転して、ストップする時にロボットのてっぺんのボタンを押すとピタっとそこで止まる。アイディアはセレンディピティーが大切。人間では無作為にアイディアを出したりすることはできないから、こういう意図しない事をしてくれるのがロボットだったりすると、役割が明確になりそう。会議中は音声認識して、話題が途切れた時に、「そういえば…」とか話題を振るきっかけ言葉を言ってくれるだけでも、重宝するなぁ。人間の発想をより豊かにしてくれる、会議をサポートしてくれるロボット。そんな人に寄り添うロボットがあったら、欲しいなぁ。…とここまで来て、愛着が湧いてきます。妄想すればするほど、ロボットにどんなことをしてもらいたいのか、具体的なアイディアが出てきて、本当に欲しいなぁと思うようになります。そうなんです。妄想モードでは、出したアイディアに愛着が持てるように育んでいく事がとっても大切なのです。自分が欲しいなぁと思えるようなものになるまで、ひたすら妄想します。

 

 


1-5.妄想という世界を楽しもう


どんな利用シーンでこのロボットが使えるだろう?アイディア会議も閉ざされた空間でやるのではなくて、もっと開かれた空間でやれるようになった方が、アイディアも出やすいし、あらゆる人とつながって仕事をリアルタイムでやっていくような時代だし、そんな会議のハブになるロボットがあっても面白い。職種もクリエイティブな分野だけではなくて、モノ作りに関わる、設計者や営業マン、製造までみんなが使えるロボットだったらどうだろう。みんながクリエイターになる日も近いんじゃないだろうか。そんな妄想を膨らませてみました。どうでしょう。とにかく妄想は楽しいです。制約も、脈絡もなく、延々と出し続けます。イメージしたことは、その場でササッと描きます。これによって、後から多大なヒントになるネタがストック出来ました。

 

上記で紹介した絵はWemakeで投稿し、他のユーザーからも意見をもらいながら、さらに妄想を広げていくことができました。そして最終的に導き出せたコンセプトが「相棒」です。これはWemakeユーザーのDr.中松さんが提案してくれたキーワードでした。妄想したら誰か第三者に見てもらうのもありだと思います。他の人の妄想に伝染すればさらにアイディアが広がるかもしれません

 

前回のブログ記事にてアイディアとは線であると述べましたが、連想力、妄想力により、一つのアイディアから別のアイディアへ、数珠繋ぎに連想を広げて、線にしていく事は、思考を妄想モードに集中させてみると、効果が上がると実感しています。たくさん妄想すればするほど、後からハイパーリンクモードに入る時に役に立ちます。次回記事はハイパーリンクモードです。